ノーポケカです。

今夜は金曜ロードSHOWで私の好きな映画のひとつ幸福の黄色いハンカチが放送されますね。

とても楽しみですが、夜勤の為これから出勤とか!


折角なのでとある方の記事を抜粋して紹介させていただきます。


今は映画を作ったこともないお笑いタレントなんかが、簡単に映画監督を名乗る時代です。これでは監督の地位が落ちるのは当然でしょう。昔の徒弟制度の中から出て来た映画監督は、山田洋次監督あたりが最後じゃないでしょうかね。山田監督は「お金を払って見ている観客を、暗い気持ちのままで映画館の外へ出してはならない」と言うのを映画作りのモットーとしています。それは「なつかしい風来坊」に如実に表れています。話を丹念に組み立てて見ている者を幸せな気分に誘います。しかし後半でそれらをすべてガラガラと壊してしまいますね。見ている私たちは打ち拉がれた気分を味わいます。しかし山田監督は壊れた物にはちゃんとメンテナンスを施しますね。最後の一瞬で元通りに組み立ててしまう手並みは、まことに鮮やかという他はありません。「幸福の黄色いハンカチ」「遙かなる山の呼び声」などみんなそうですね。こうして私たちは幸せな気分を抱いて、映画館を出ることが出来るのです。

山田洋次監督は気持ちが優しいんでしょうね。世の中は基本的に善人しかいないと信じているのでしょうね。心優しい山田監督は、先輩監督が作った映画であっても、主人公があまりにも可哀相な死に方をして終わる映画には、それとなくメンテナンスを施すんですね。この辺りが山田監督の特徴でしょう。今井正監督の傑作「また逢う日まで」の田島三郎(岡田英二)と小野蛍子(久我美子)は、戦時中に出会って恋をして青春を謳歌しますが、すべてを許し合う約束の最後のデートの日に、空襲に遭って2人は逢うこともなく死んでしまいます。そんなのないよね、あまりにも可哀相だ。山田洋次監督は自作「男はつらいよ/花も嵐も寅次郎」で、島田三郎(沢田研二)小川蛍子(田中裕子)と言う名前で、可哀相な死に方をした2人を甦らせます。そして「学校」で竹下景子の役名を田島蛍子としてダメを押しました。あの二本はちゃんと繋がっているんですね。

黒澤明監督の名作「生きる」の渡辺課長(志村喬)は、末期癌で余命六ヶ月の宣告を受ける。家には跡取り息子の光男(金子信雄)一枝(関京子)夫婦がいるから安泰じゃないかと思うとこれが大間違いで、この出来の悪い夫婦から渡辺は酷い仕打ちを受けるのですね。これでは可哀相で、死んでも死にきれないわけですよ。山田監督は「幸福の黄色いハンカチ」で、渡辺課長(渥美清)としてを生き返らせるんですね。定年を間近に控えた渡辺が髭を撫でながら島勇作(高倉健)に言う。「息子の出来がいいんで、何とかなるんじゃないの」。このセリフが編中で一番泣かせるところでした。しかしこのセリフも黒澤の「生きる」を見ていないと解りません。山田洋次って人はそんな監督さんなんですねぇ~。



本人の我が強いので冒頭で気分を害された方はすいません。

こんな話も聞いたことがあります。
記憶曖昧な為、話半分以下で!

幸福の黄色いハンカチは映画の宣伝等で最初からハッピーエンドで終わるのがわかっていた。
しかし、この映画の凄いところは見始めるとそんなことは忘れ洗脳される。
それは赤から黄色への移り変わりだった。
映画の冒頭から赤、赤、赤に視覚を奪われ洗脳される。
そして中盤から徐々に黄色、終盤には一気に黄色、黄色、黄色と畳みかけてくる。
からの黄色一色!

何十回とこの映画を観て気付いたそうです。

よろしければちょっと気にとめて観てみると更に面白いかも

お付き合い頂いた方ありがとうございました。

コメント

クライフ
2014年11月28日20:17

とある方は相当映画が好きなんですね(^_^)

必ず幸福の黄色いハンカチ観ます!

R&S
2014年11月29日8:19

>クライフさん
ハンパない映画好きですね。
70過ぎて年に100本以上映画館で映画観てますよ!
R&S

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